■全国の約半分の地域が明治時代の地図のまま!?
ところが、日本では多くの地域で、GPS・GISの進展にとって隘路ともいうべき大きな課題を抱えています。GISのベースマップとして最適であり最も高精度であるべき地図が、国土の約半分の地域で、まだ120年も前の明治時代に作成された地図(「字限図」など)を基にしているもの(公図)なのです。


明治時代に作成された公図(字限図)



■地籍調査の遅れ
周知のごとく明治の地籍調査は「地租改正」がその主な目的であったため、大急ぎでなされ、また、節税のためか地積は少な目に申告されたケースが多く見受けられます。 戦後、国土調査法に基づく地籍調査が開始されましたが、50年以上を経た現在、全国の地籍調査の進捗率は約44%。特に都市部(DID:人口集中地区)にいたっては約18%に過ぎません(平成12年度末現在)。
これは諸外国と比較しても極めて低い数値であり、IT時代の到来で、その遅れが新たな社会問題として急激に浮上してきました。

進捗率の詳細


この「地籍調査の遅れ」を急いで解消しなければ、
21世紀の情報革命から取り残されることになります。

国土交通省 土地・水資源局国土調査課