120年にわたって使用されてきたデータを書き換えることは、大変な作業となります。しかし、「世界測地系への移行」は、今後、幅広い分野にわたって計り知れない効果をもたらすものと期待されています。

GPSで求めた経度・緯度がそのまま利用できるので、GISの構築が容易になる
世界規格のGPS製品が日本でも使用できるようになる
電子基準点を利用する測量が可能となるので、高精度化・効率化・迅速化が図られるとともに、コストの縮減につながる。
無人運転システムなどに必要なセンチメートル・オーダーのリアルタイムな位置決定が可能になる

とりわけ、地籍調査のデータを基礎としたGISが構築されれば、 道路や水道、ガス管等どんな複雑なライフラインも「世界測地系」 に基づく位置表示が可能となり、パソコン上で正確な把握ができるようになります。 手間とコストの大幅な削減が期待できます。また、日常生活においても、より高度なナビゲ ーション・システム、リアルタイムな道路情報、高齢者や障害者の福祉対策など21世紀社会の情報基盤となります。

国土交通省 土地・水資源局国土調査課