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新潟県上越市 寺町地区
1.地区の概要

所在地:新潟県上越市 寺町地区

面積:19,800m2

調査年度:平成14年度

土地利用、施設の状況
―活用前:工場跡地(大島農機株式会社旧寺町工場の
     郊外移転に伴い低・未利用地化)
―活用後:高齢者用福祉施設(サンクス高田 介護つき
     有料老人ホーム、シュートステイ施設)
       平成17年11月 第1期開業
       平成20年 2月 第2期着工


従前写真
従前写真


活用後の写真・計画図
活用後の写真・計画図




2.地区の特性と取組概要

地区の特性
JR信越本線高田駅の西口に位置し、駅前商店街に近接する
農機具工場の跡地であり、中心市街地では規模の大きい低・未利用地であった。


土地活用に向けた取組概要
農機具工場の経営者の後継者が、もともと市民活動に熱心であり、NPOを設立して多方面にわたる活動を行ってきた。
当該工場の移転に伴う跡地の利用についても、NPO活動の一環として地域に貢献できる活用を模索していた。
こうして、事業者、地権者、市、看護大学、まちなか町内会による検討委員会を設立し、地元参加型の話し合い活動を開始
この段階で国土交通省の低・未利用地モデル調査地区申請を行い、調査を実施、事業を具体化した。



3.取組の経緯

平成16年1月:実施計画の策定、第1期事業、有料老人ホーム整備方針と事業計画の策定

平成16年8〜12月:県事前協議の実施、県知事名「事前協議終了書」の交付

平成17年8月:社員採用 約50名、入居者募集

平成17年10月:第1期工事完了、建物引渡、竣工式

平成17年11月:第1期オープン(平成18年2月 54室満室)

平成18年4月:上越市福祉施設等整備計画プロポーザル参加・採択:第2期事業のスタート

平成19年1〜10月:介護有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム整備計画策定と県事前協議の実施
県知事名事前協議終了書交付、用地取得、(財)民間都市開発推進機構協議

平成20年2月:第2期着工



4.土地活用上の知見

地元企業の経営者(地主)のまちづくりに対する理念・行動により、(株)ランドスタッフが土地所有(取得・借地)、建物所有(建設)、(株)くびき野ライフスタイル研究所が施設の経営主体として事業化に至った。
地元参加型の話し合い活動や住民説明会を通じ、施設内容、建物のレイアウト、壁の色など地域の意見を尊重すること、介護が売りではなく、くらしのサービス・街の文化を売りとすることで地域の理解が得られた。
「国の直轄調査」ということで、一企業の金儲けではない公益性のある事業として地域社会に信頼され、地域社会を動かした。また、利用客の信頼も得られた。
住民の理解、賛同、計画・施設づくりと運営への参加(コミュニティ経営手法)が得られた。




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